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なつぞらキャスト奥原なつ(広瀬すず)の実在モデルは誰?アニメーターと結婚!








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4月にスタートのNHK朝ドラ「なつぞら」は世界に誇る日本のアニメーションを題材としており注目されています。

原作のないオリジナル作品ですが、ヒロイン・奥原なつ(広瀬すず)の実在モデルは奥山玲子さんというアニメーターです。

奥山さんはどんな人だったのか、作品や結婚相手が気になります。

そこで今回は、なつの実在モデル奥山玲子さんの経歴や人柄について詳しく調べてみました。

奥山さんの経歴から、「なつぞら」のなつの結婚相手を予想してみましたので合わせてご覧ください。

奥原なつ(広瀬すず)の実在モデルは奥山玲子!

広瀬さん演じる奥原なつの実在モデルは奥山玲子さんという女性です。

名前:奥山玲子(おくやまれいこ)

生年月日:1930年10月26日

没年月日 :2007年5月6日(70歳没)

出身地:宮城県仙台市

亡くなられてるのね・・・

チョアちゃん

奥山さんは日本を代表する女性アニメーターだったんだ!

ノムくん

奥山玲子の経歴

奥山さんは1930年10月26日宮城県仙台市に生まれ、宮城学院高等学校を卒業します。

その後教員である父親の影響もあり、東北大学教育学部に進学しますが、わずか2年で中退

上京し、デザイン会社に入社するも上手くいかず退社。

叔父の紹介で、1958年に東映動画(現・東映アニメーション)に臨時採用され入社しました。

東映に入ったのは偶然だったんだ!

チョアちゃん

最初からアニメーター志望だったわけじゃないんだね~

ノムくん

その後白蛇伝」で初めてアニメ動画スタッフとして参加します。

「白蛇伝」は1958年に公開された、東映動画による日本初長編カラーアニメーション映画です。

この映画を見た多くの若者たちが東映動画に集まり、その中にはスタジオジブリで有名な高畑勲さんや、宮崎駿さんもいました。

以降「太陽の王子ホルスの大冒険」や「わんぱく王子の大蛇退治」など長編作品の主要スタッフとして活躍します。

1963年に結婚し、33歳の時「狼少年ケン」では原画と作画監督を担当しました。

1976年に東映動画を退職、日本アニメーションへ職場を移します。

数々の名作を手掛け、フリーに転向。

1985年からは東京デザイナー学院アニメーション科の講師を務めました。

アニメーターだけでなく、先生にもなったんだね!

ノムくん

すごいわ~

チョアちゃん

1990年代以後は銅版画作家として活動しています。

銅版画によるアニメーション映画「連句アニメーション 冬の日 松尾芭蕉七部集より」では絵コンテとアニメーション銅版画を担当しました。

銅版画アニメーション映画は新作も計画されていたという中で、惜しくもこの世を去ったのです。

奥山さんは日本アニメーションの草創期を支え、女性アニメーターの先駆者として業界に名を残した人物でした。

すごい女性だったのね~

チョアちゃん

今でも奥山さんは業界問わず、敬愛されているんだよ!

ノムくん

 

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秩父に帰って来る前のサロンのお客様。 何年も髪の担当をさせて頂いておりました。 日本を代表するアニメーターでありながら、銅版画家でもあり、大好きなオバ様でした。 高畑勲、宮崎駿、小田部羊一、奥山玲子と、巨匠が4人並べは、やっぱり世界名作シリーズが有名でしょうか!僕の携帯のメロディーコールも、アルプスの少女ハイジですw 残念ながら、奥山玲子さんは他界されてしまいましたが、彼女からプレゼントしていただいた銅版画は、大切にサロン飾らせていただいております。僕が、銅版画の世界に足を踏み入れたのも、20年前に奥山玲子さんにお会いした事から、始まっていたように感じます。17年月日が経ち、何かに導かれるように銅版画の学校に通うようになり、たった一年しか学んでないのに受賞や雑誌に掲載させていただいたり。そして、更なる嬉しい報告ですが、来月から始まるNHKの連ドラの(なつぞら)のモデルが、奥山玲子さんだと聞き、嬉しさと驚きで大興奮してます。 旦那様の、小田部羊一さんもわざわざ展示会に足を運んでいただき、僕の作品を見てくださったりと、感激しております! NHKの連ドラ見るのって、おしん以来かな? #奥山玲子 #小田部羊一 #世界名作シリーズ #NHKなつぞら #銅版画

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奥山玲子の人柄は?

奥山さんは、多くを語らない女性だったと言われています。

子供の頃は病弱で、学校も休みがちだった為「日本文学全集」や「世界文学全集」を読んでいたそうです。

絵の勉強は我流で、高校では友達のマンガ的な似顔絵やスタイル画を描いたり、東北大学では油絵を描いていました。

絵を描くのは好きだったのね!

チョアちゃん

子供の頃の影響で絵本も好きだったんだ!

ノムくん

東北大学に進学したのに中退したのは

とにかく仙台から出て東京で自立するんだ!

と、家出同然で上京したのが理由という強かさもあります。

かっこいいわ!

チョアちゃん

東京では、本当はファッションや語学といった関係の仕事をしたかったそうです。

アニメと全然違う!

チョアちゃん

しっかり者の印象ですが、叔父から東映動画の募集を教えてもらった時は「動画」と「童画」を勘違いしたといううっかりエピソードもあります。

だいぶ違うのに・・・

ノムくん

絵本関係の仕事が出来ると思った奥山さんが、アニメーション業界に入るきっかけでした。

何がどう転ぶかわからないものだね~・・・

ノムくん

文章を書くことも好きで、よく手紙を書いていたといいます。

講師時代、生徒に対して何か気づいたらすぐ手紙を書いていたのだとか。

学生のアニメーション映画祭でも必ず全部観て、何か思ったことがあったら手紙を書いてその人に渡したそうです。

その為、教え子たちにはとても慕われていました。

教育学部にいたのが何か反映されたんだね!

ノムくん

めっちゃいい先生!

チョアちゃん

生徒には宝物だよね~

ノムくん

そんな奥山さんは、幼少期に敗戦で教科書に墨を塗らされたりするなど価値観が全部ひっくり返った経験もしています。

つらい!

チョアちゃん

そういった経験から

もう何も信じられない

負けず嫌いで反骨精神のある自立した女性でした。

奥山さんが働いていたのは、日本全体が労働戦争という社会問題があり、男女格差もひどかった時代。

当時、女性スタッフは「結婚したら退職します」という誓約書を書かされていたそうです。

ひどい!

チョアちゃん

今なら絶対あり得ないね!

ノムくん

ところが奥山さんは

「そんなこと許されてたまるか!」

と全力で反発したそうです。

職場における女性の処遇改善や合理化阻止を掲げて闘い、仕事と家族のバランスをとるために女性の権利を勝ち取ったことでも有名な奥山さん。

女性アニメーターのリーダー的存在でもあり、アニメーションにおける女性への障壁を取り除いた第一人者でもあるのです。

負けず嫌いな性格は、アニメーターとしても反映されていました。

1日15枚のノルマを、当時のスタッフで40枚描く人がいたら40枚以上描いたりしていたそうです。

本当に負けず嫌いなんだね・・・

ノムくん

奥山玲子はオシャレだった

奥山さんは、出勤する際は全く同じ服装で出かけた事はなかったそうです。

洋服をたくさん持っているわけではなく、その日の気持ちで服やアクセサリーを選んで組み合わせ、何かしら変えていたというのです。

毎日ってすごい!

チョアちゃん

現場では、いつ同じ服装になるかとスタッフがこっそり観察していたが音をあげたというエピソードもあります。

本当に毎日変えてたのね~

チョアちゃん

ファッション関係に興味あったみたいだし、オシャレ好きだったんだね!

ノムくん

奥山玲子の作品

ここで、奥山玲子さんが携わった作品の一部をご紹介いたします!

「魔法使いサリー」/作画監督

「ひみつのアッコちゃん」/作画監督

「マジンガーZ」/作画監督

「火垂るの墓」/原画担当

日本を代表する有名作品ばかりじゃない!

チョアちゃん

本当に、日本アニメと共にあったって人なんだね!

ノムくん

奥山玲子の結婚相手

奥山玲子さんの結婚相手は、当時アニメーターであった小田部洋一さんです。

同業者と結婚したのね~

チョアちゃん

小田部はさんは「アルプスの少女ハイジ」「風の谷のナウシカ」といった日本を代表するアニメのキャラクターデザインを手がけた先駆者のひとりです。

宮崎駿さんの先輩なんだよ!

ノムくん

ちょ!

めっちゃすごい人じゃん!

チョアちゃん

任天堂に開発アドバイザーとして入社し、アニメーションのノウハウをテレビゲームに取り入れた第一人者でもあります。

マジで!

チョアちゃん

スーパーマリオブラザーズ」や「ポケットモンスター」といった作品の作画監督、キャラクターデザイン、監修なども手がけられた、アニメーションの歴史に残る巨匠です。

小田部さんがいなかったら、ゲームの進化は違ったかもしれない・・・

ノムくん

小田部さんは、奥山さんが手がけた「白蛇伝」を見て東映動画に入社した若者の一人でもありました。

ご結婚された後は、お二人で共通のペンネームあんていろーぷを使用したり、二人だけのスタジオアトリエ羚を主宰したりしました。

夫婦で手掛けた作品も数多く、「母を訪ねて三千里」はキャラクターデザイン・作画監督 を小田部さんが、作画監督補佐を奥山玲子さんが務めました。

 

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今夜の名曲 母を訪ねて三千里より 草原のマルコ #music#マルコ#母を訪ねて三千里

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アニメーション業界の巨匠夫婦の手掛けた作品だったのね!

チョアちゃん

日本アニメの財産だね!

ノムくん

小田部さんは「なつぞら」アニメーションの監修にも携わり、奥原なつの人物像や当時のアニメーション現場を知る人として貢献されているのです。

ありがたや・・・

チョアちゃん

【関連記事】
「なつぞら」アニメーション編の実在モデルまとめ

奥原なつ(広瀬すず)の役どころ

「なつぞら」ヒロイン・奥原なつ(広瀬すず)は幼少期に戦争で親を亡くし、北海道十勝で父の友人に引き取られ酪農一家の柴田家で育てられます。

そこで出会った少年に絵が動く「漫画」という夢のような世界があることを教えられ、やがてアニメーターを目指すことになるのです。

戦後の日本が最初の舞台で、大変な環境からスタートするんだ。

ノムくん

なつぞらのあらすじ

1946(昭和21)年初夏、奥原なつは9歳の時、柴田剛男(藤木直人)に連れられ北海道・十勝で酪農を手伝いながら柴田家に育てられます。

そこでなつは、素敵な馬の絵を描く少年・山田天陽と出会い漫画映画の魅力を教えられ感動するのです。

高校生になり、なつは天陽の影響で絵を描く仕事に夢を持ち始めていました。

そんな時、生き別れていた兄が東京で働いていると知らされます。

なつは上京し、やがてアニメーターを目指して様々な人と出会い成長していくという物語です。

「なつぞら」キャスト相関図まとめ

「なつぞら」奥原なつの結婚相手は?

奥山玲子さんがモデルとされる「なつぞら」ヒロインの奥原なつは、物語の中で誰と結婚することになるか予測してみました。

結婚相手を誰が演じるのかも気になるわね!

チョアちゃん

なつは東洋動画に入社しますが、奥山さんが入社した東映動画をもじっていてリアリティがありますね。

アニメーション編では、日本初の長編カラーアニメ映画登場として「白蛇伝」制作の話は外せないでしょう。

奥山さんの旦那様である小田部さんが入社したのはこの後になるね!

ノムくん

ご本人の経歴でいくと、結婚相手はそのあたりで新しく入社する人物ということになります。

ちょ、キャスト発表されてる!?

チョアちゃん

なつの後で入社した人物、つまり後輩としては神地航也役染谷将太さんが演じる事が発表されています。

後輩!?

じゃあ間違いないじゃない!

チョアちゃん

いやでも中川大志さんが演じる監督見習いの坂場一久役も怪しくない!?

ノムくん

わかる!

なつは最初苦手なんでしょ!?

急展開とかあり得るよね!

チョアちゃん

奥山さんについて情報提供した小田部さんによると

なつと奥山さんはまた別人でモデルというよりヒントである

と述べていました。

そう考えると、なつの結婚相手は視聴者の予想を裏切る展開になるかもしれませんね。

なつぞらアニメーション編キャストまとめ

最後に

今回は「なつぞら」ヒロイン奥原なつのモデルとなった、奥山玲子さんについて調べてみました。

一言で言うと、自立心と意思の強い女性という印象でしたね。

負けず嫌いで、自分で道を切り開く行動力がある女性がアニメーション業界の先駆者として活躍した。

彼女の活躍があって、世界中で愛される最高の日本アニメ文化という現在があるんですね。

モデルとなった奥山さんが生き抜いた世界を「なつぞら」を通じて学びたいと思います。

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