いだてん綾瀬はるかの実在モデル春野スヤの結婚別居の真相について！

2019年NHK大河ドラマ「いだてん～東京オリムピック噺（ばなし）～」に綾瀬はるかさんが出演されます。

役どころは主演、金栗四三(中村勘九郎)の妻となる、春野スヤ。

日本最初のオリンピック選手となった夫をどう支えてきたのか？

実在した人物、春野スヤは一体どんな人だったのか？

あらすじネタバレ含めてご紹介いたします。

「いだてん」綾瀬はるかさん役どころ

【2019年放送】大河ドラマ『いだてん』、追加キャスト発表https://t.co/mANj2Jay1p

綾瀬はるか、大竹しのぶ、中村獅童、生田斗真らの出演が決定。宮藤官九郎氏が脚本を務め、“知られざるオリンピックの歴史”を描く。 pic.twitter.com/ZWa6Hc8ca3

— ライブドアニュース (@livedoornews) 2017年11月1日

綾瀬はるかさんは、日本で初めてオリンピックに参加した男、金栗四三（かねくりしそう）の妻となる、春野スヤ（はるのすや）を演じます。

 

熊本の医者の娘。村で一番のハイカラなお嬢様。

幼なじみの金栗四三に淡い恋心を抱き結婚。

スヤは生来の柔らかさと太陽のような明るさで、オリンピックを目指す夫、四三の悩む心を癒し支え、波乱万丈の結婚生活をくぐりぬけていきます。

春野スヤの実在モデルについて

来年大河「いだてん」主演・中村勘九郎クランクイン　“妻”綾瀬はるか「疾走したい」 #いだてん #中村勘九郎 #綾瀬はるかhttps://t.co/CxWo8DAIQu

— モデルプレス (@modelpress) 2018年4月7日

結婚までの経緯

実在する人物がモデルで、同姓同名。

春野スヤさんは金栗四三の妻となる人物です。

しかし「いだてん」のキャスト設定と違い、幼なじみではなく、お見合い結婚をしています。

お見合い結婚するまで一度も会ったことはなかったそうです。

 

夫、金栗四三は熊本県玉名郡春富村の出身。

スヤは熊本県玉名郡石貫村の出身。

村違いで、年齢はスヤがひとつ年下。

お見合いまで1度も会ったこともなく、四三はスヤの存在自体知らなかったそうです。

 

お見合い結婚となった経緯はオリンピックまで遡ります。

 

大正2年、ストックホルムオリンピックを棄権した四三は、次のオリンピックを目指しトレーニングを続けていました。

熊本県玉名郡の資産家、池部家に嫁いだ四三の叔母、池部幾江は四三を養子に欲しいと頼み込みます。

 

四三の父は他界しており、家長だった金栗実次（四三の長兄）はこの養子話を断ります。

しかし叔母の池部幾江は夫に先立たれ、子供もいないため、このままでは池部家がなくなってしまうと、養子を懇願。

金栗実次はこの養子話を四三に知らせると、四三は熊本に戻らず、東京に居てもいいのなら養子になってもいいと言って、池部家の養子になることになりました。（実際に養子縁組したのは大正11年）

 

叔母の池部幾江は四三が養子になってくれたことを大変喜び、ましてや四三が結婚してくれれば池部家は安泰だと言って、医者の娘、春野スヤを結婚相手に選びました。

 

この結婚話は幾江の強引なものであったが、なんと四三の兄、実次も春野スヤをとても気に入り結婚に至ったそうです。

 

四三は日本初のオリンピック選手だったため、スヤは四三のことを知っていて、マラソンにかける情熱を十分に理解したうえで結婚。

一方、四三は一度も会ったことがないスヤのことを、長兄かつ家長の実次の命令によって、見合い結婚することになりました。

別居の真相

お見合いは四三が東京高等師範学校を卒業し、熊本に帰省したときに行われ、お見合いの翌日には祝言を挙げ結婚。

しかし結婚式から5日後には、四三はひとりで東京へと戻りました。

 

四三はオリンピックを目指すため、東京高等師範学校を卒業後、高師研究家へ進学することが決まっており、スヤはそれを知り納得したうえで結婚していました。

 

スヤは四三のマラソンへの情熱を理解していましたが、新婚です。寂しい夜を送りながら、時々四三に会うために上京していました。

また四三も年に１、２度は帰郷してはいましたが、ずっと別居という状態だったそうです。

 

気になる生活費は、四三が養子に入った池部家は資産家だったため、働かなくても生活できたそうです。

そのため就職せずに東京でマラソンに専念でき、オリンピックを目指しトレーニングができていました。

 

大正９年、四三がベルギー、アントワープオリンピックに出発する直前にスヤは上京。

スヤは四三の手伝いをと思っていましたが、「私(四三)は今、故郷も妻も忘れて祖国のために走ろうと思っている。気を散らさないでくれ。」と、四三に追い返されたといいます。

 

アントワープオリンピックで16位の成績を修めた四三は、帰国後東京女子師範学校で女子体育の普及に尽力しました。

そしてこのころやっとスヤを東京に呼び寄せ、別居状態を解消。大正11年に正式に池部家の養子になりました。

引退後

大正13年のパリオリンピックで現役引退した四三は、昭和6年故郷の熊本に戻ります。

熊本ではスポーツ振興のために尽力しながら、農業振興のために夫婦でも努力しました。

そんな中で四三は、知人から梨園の経営の話をもらい、やる気に満ちていましたが、スヤは断固反対。

「梨園の経営とは何事です。四三さん、貴方はマラソン一筋に生き抜くことを自分の務めだと言っていたじゃありませんか」と激高。

スヤの言葉に四三は我に返り、スポーツ普及に邁進する道を生きていくのでした。

 

昭和11年、東京オリンピック開催が決定すると四三に上京してほしいとの手紙が相次ぎます。

しかし四三は故郷でスポーツ振興に励むと誓い、二度と上京しないと心に決めていたため、とても心が揺るがされていました。

 

そんな四三にスヤは上京をすすめます。

「私には子どもたちの学校のこともあります。すぐに上京というわけにもいきませんから、とにかく貴方だけは先に上京なさってください。子どもたちのことは何もご心配なさらないで」と、四三に東京オリンピックのために尽力することをすすめたのでした。

 

昭和15年、日中戦争の影響で東京オリンピックを返上してしまいましたが、その後もスヤは生涯四三を支え続けた人生を歩まれたそうです。

さいごに

2019年NHK大河ドラマ「いだてん～東京オリムピック噺～」で綾瀬はるかさん演じる春野スヤさんは、日本初のオリンピック選手、金栗四三の妻になった人物で、四三を生涯支え続けた人でした。

実在モデルの実話とは違う、幼なじみという設定のため、ドラマの初回から終盤までの出演が期待されます。

また主演の四三の中学時代から物語ははじまります。綾瀬はるかさんの中学生姿も見れます！

どんな演技を披露していただけるか楽しみでなりません。

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